再生可能エネルギー人材育成プログラム

座学

いわき産業創造館　会議室（LATOV６階）

実習

いわき産業創造館　会議室（LATOV６階）

施設見学

（株）いわきユアサ、福島再生可能エネルギー研究所

　第3回目は、主催を本学と公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会、いわき市と共催し、昨年度の総括を踏まえて受講者のニーズや県内の各地域の実情により即した講義内容を準備いたしました。
　受講申込者は定員の３０名、内所定の科目を修了された１０名の皆さまに風力発電システムプランニングの修了証が授与されました。

　講義は再生可能エネルギーに関する総論から始まり、政策論、組織運営のためのプロジェクトマネジメント論、各企業のトップランナーによる要素論、風力発電システムプランニング実習などが行われました。基本的な教科書は昨年度作成された「再生可能エネルギー事業プランナー」を用い、その他それぞれの講師の皆さんにより直近の状況が記載された補足資料が配布されました。座学は７月１日から始まり２２日まで（実質１１日間）という長期間で大変ハードなカリキュラムでしたが、参加された皆さんは熱心に受講されておられました。また、今回の実習は洋上風力が開始されたいわき市ということから風力発電システムプランニング実習を行いました。

　見学は昨年６月から発電（1000ｋW)が開始された株式会社いわきユアサの太陽光発電所を見学しました。松尾工場長様より設備内容、発電状況等詳細な説明の後、施設をご案内いただきました。現在までの発電量は当初の予想を上回り順調であることの他、雑草防止に廃棄処分予定だった人工芝（ゴルフ練習場やサッカー場の不用品）を再利用されるなど発電以外でも様々な工夫がされるなど、参加者より大変参考になったとの感想がありました。
　午後は郡山市に４月に開所した福島再生可能エネルギー研究所を見学しました。世界でも最先端の研究開発を行っている現場を直接見ることができる貴重な機会であったことから、大変好評でした。

　見学会を含め全11日間の再エネ技塾inいわきを無事に終了できました。この場をお借りして、講師の皆様、主催頂いた公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会、共催のいわき市の関係者の皆様、見学の機会を頂いた株式会社いわきユアサ、福島再生可能エネルギー研究所の関係者の皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。