フォレストパークあだたらの昆虫相 of 塘研究室

フォレストパークあだたらの昆虫相
研究室の研究活動で徐々に明らかになってきた「ふくしま県民の森及びその周辺地域」から記録された昆虫たちを紹介します。

フォレストパークあだたら

ふくしま県民の森「フォレストパークあだたら」は安達郡大玉村の安達太良山南東斜面の中腹部(標高約600m)に位置しています。この施設は森林学習施設52.1ha,オートキャンプ場39.4haからなり,森林に遊び,学び,働き,暮らし,守るという「森林(もり)との共生=フォレスト・エコ・ライフ」を推進するために整備され,年間約40,000人もの利用者があります。現在は(財)ふくしまフォレスト・エコ・ライフ財団が野生生物をはじめとする自然環境へ負荷がかからないような施設整備,維持管理,環境保全を推進しています。

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シリアゲムシ類は雄が雌に交尾の際に食べ物をプレゼントしたり(婚姻贈呈とか求愛給餌と呼ばれる行動),雄が腹部末端をサソリのように背側に持ち上げたり,ガガンボそっくりの仲間がいたりと非常にユニークなグループです。

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20080717_0264.JPG

ふくしま県民の森及びその周辺地域からは,これまでに5科80種類のチョウ類が記録されています。私たちの研究室で生息を確認したのは,この中の73種で,環境省,福島県のRDBに掲載されているヒメシジミ,スジグロチャバネセセリ,オオムラサキの3種も含まれています。

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