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福島県産マルコガタノゲンゴロウ標本

 

ゲンゴロウ

 

福島県内産マルコガタノゲンゴロウの標本。マルコガタノゲンゴロウ(体長約24mm)は全国的に生息地及び個体数が激減している希少種で,種の保存法(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)の国内希少野生動植物種に指定されている(昆虫類の指定種は15種類)。環境省の第4次レッドリストでも絶滅危惧IA類に位置づけられており,各地で保護活動も行われている。福島県では2010年に初めて分布が確認された。現在,環境省からの許可を受け,県内3ヶ所で系統保存のための飼育が行われている(福島大学もその中の1ヶ所)。

 

資料点数 3点(2♀1♂)

保管場所 共生システム理工学類塘忠顕研究室(共生システム理工学類棟 605室)

参考文献 吉井重幸・三田村敏正・平澤 桂・高橋真希・高橋明子(2011)福島県初記録のゲンゴロウ類2種,ふくしまの虫,(29): 25-26.

 

執筆・写真:塘 忠顕(共生システム理工学類)

出展:福島大学貴重資料集 第4号