福島大学放射線計測チーム

 

福島県北部エリア放射線レベルマップ(平成23年4月9日掲載)

原発事故からこれまでに福島県内の放射線レベルについて、いくつかの機関から公表されていますが、いずれも特定の測定地点におけるいわば点データとしてのものでした。福島大学放射線計測チームでは、均質な計測条件のもとに2km四方ごとの測定を行い、放射線レベルの全体の分布がどうなっているかを調査しました。その結果が下記に示したマップです。このように面データとして分布を明らかにすることで、いろいろなことがわかりました。主な点をあげておきます。

1)放射線レベルの分布は単に原発からの距離だけでなく、その方向によって大きく異なること

2)原発から西北方向への流れとは別に、郡山市・福島市を含む中通りには別経路で流入した可能性があること

今後、この分布を示した地図を元に、気象条件や地形などとの対応を明らかにし、また各種シミュレーションの検証も行っていきたいと思います。


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