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  被災児童による避難生活中の出来事の評価をめぐって
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Koji Nagahata


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はじめに

 東日本大震災に被災された皆さんの避難生活は,残念ながら,長期化することが避けられそうにありません.このような状況において,被災地の外にいる多くの皆さんが,何か支援ができないだろうかと考え,行動を起こしてくださっています.福島大学避難所にも多くの方々がご支援くださりました.そのおかげで,避難者の皆さんに,避難所としてはより良い生活を送っていただけたのではないかと思っております.
 支援活動は,ただ行えば良いというものではありません.支援を求めている人のニーズとマッチした支援活動でなければ,かえって迷惑な場合もあるからです.そのような事態を防ぐために,支援活動に入る前のニーズ把握は,とても重要です.
 私たちの研究グループは,新潟県中越地震の際,山古志村の子供たちを対象として,避難生活で体験した出来事を評価してもらうというワークショップを実施しました.この時の結果をまとめた論文は,雑誌『厚生の指標』に掲載されました.この論文は,今回の震災で被災した子供たちのニーズを考える上でも,参考にしていただけるものであると考えております.そこで,このページにおいてこの論文を再配布いたします.支援活動を始める際に,ご一読いただけると,とてもうれしく思います.


新潟県中越地震で被災した児童による避難生活で体験した出来事の評価

論文
 新潟県中越地震で被災した児童による避難生活で体験した出来事の評価 (pdf)
 → 書誌情報:『厚生の指標』, 第55巻第4号(2008), pp.26-33.

謝辞
 論文の再配布を許可してくださった厚生労働統計協会に謝意を表します.


問い合わせ先

永幡 幸司
E-mail:nagahata@sss.fukushima-u.ac.jp



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