学類・大学院案内
学類長あいさつ
あいさつ
試行と思考を積み重ね、
あなたのシステム科学を創ろう
共生システム理工学類長
共生システム理工学研究科長
長橋 良隆
PROFILE
大阪市立大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。専門は火山地質学など。
1997年に福島大学教育学部助教授、2004年 共生システム理工学類助教授、2012年同教授、2021年5月学類長就任。
高度デジタル社会への対応、人支援技術と産業の創出、カーボンニュートラルの実現、自然環境・災害・温暖化と社会との関わり、これらの課題に取り組むためには、理学と工学の高度な専門性に加え、地球規模の視野と多元的な視点を持ち「共生のシステム科学」を志向する人材が求められています。
現在顕在化している諸課題は、複層的に折り重なり、解決を困難にしています。だからこそ、粘り強く、着実に歩みを進めることが大切です。複層的に折り重なった課題に対して、専門的立場から科学的に解決方法を模索すると共に、人・産業・環境の相互の関わりを俯瞰的に見通し、より望ましい提案を積み重ねることが、これからの私達の道筋となります。
科学や技術に対する信頼は、誤りの無いデータや筋の通った論理が基本であることはもちろんですが、その根本は科学者や技術者の倫理観にあることを忘れてはいけません。共生システム理工学類は、理学と工学、科学と技術、自然と社会をシームレスに俯瞰し、未来志向の科学・技術の倫理観を身につけ、真に実現可能な解を導き出すことができる人材を長期的かつ継続的な視点から教育と研究に取り組むことで育成します。
大学入学はゴールではなく、スタートです。共生システム理工学類の4つのコース、情報理工学コース、メカトロニクスコース、分子デザイン科学コース、環境システムコースは、皆さんが志向する多様な学びに応えます。時には熱く、時には苦しくとも、知的な創造活動を共に楽しみましょう。