7月4日の予告です。

 市民のイメージする80dBとはどの位の大きさか?

  概要
   本研究では、環境コミュニケーションという観点から、市民向けに作成された様々な音のレベル一覧の有効性を
  検討するため、それらの資料から市民がイメージする80dBの実際の音量を心理実験によって測定した。その結果、
  80dBをイメージするさいに思い浮かべた音によってイメージされた音量に有意な差があった。しかし、道路の音を
  思い浮かべた者の調整した音量は、有意に小さかったが、福島市の一般的な幹線道路の騒音レベルとよく一致して
  いた。さらに、地下鉄・電車や工場の音を思い浮かべた者の調整したレベルは77dB(A)程度であった。これらのこと
  から、提示する事例が適切であれば、様々な音のレベル一覧はある程度有効であると考えられる。

                              福島大学 共生システム理工学類  永幡 幸司
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