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研究事例

研究事例



バイオマスエンジニアリングによる循環型社会の形成モデル

 光合成により高い効率で油や糖を生産する微生物を発見しました。この微生物を活用し、培養・分離回収・燃料や素材製造・残渣の処理までを多くの研究者が連携して取り組み、カーボンニュートラルなバイオ燃料&バイオ素材システムの構築を目指しています。

バイオマスの特徴:◆再生利用可能 ◆カーボンニュートラル
イオマスエンジニアリングによる循環型社会の形成モデル:参考図
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環境触媒に活用できる炭素化物の製造方法の研究

 バイオマスの金属複合炭素化処理により、環境触媒等に活用できる高性能・低価格な金属複合炭素化物の製造方法を研究しています。また同時に、これまであまり活用されていなかった炭素化プロセスの副生ガスを積極的にエネルギー利用することで、バイオマスを無駄なく利用するバイオマス多面的利活用システムの開発を研究しています。 環境触媒に活用できる炭素化物の製造方法の研究:参考図
スギ材から作った炭素化物の電子顕微鏡写真
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世界に羽ばたく高効率のカエデの種型風車

 低炭素社会を目指して、右図に示すように、再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電、マイクロ水力発電など)を一家庭や一学校、一事業体において生み出し利用するエコハウスが注目される中、家庭に一台の普及を目指したコストが低い新しい小型風力発電が開発された。(右図参照)カエデの種の落下からヒントを得た新しい風車(カエデの種型風車)で、従来のプロペラ型風車に比べ、電力が11.5倍、回転数が3.5倍、トルクが6.5倍となり、低風速で高効率・高回転・高トルクを実現に成功した。 世界に羽ばたく高効率のカエデの種型風車:参考図
エコハウスの概念図(左)、カエデの種型風車(右)
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燃料には不向きとされた廃油の燃料化に成功

 食品卸会社と共同で廃食用油からバイオディーゼル燃料を製造する実証試験を行っています。食品配達と同時に飲食店などから廃食用油を回収し、大学で燃料化し、配送車両で使用します。油の使用履歴や油種により燃料の特性がどう変化するのか、実用的なデータが蓄積されています。腐敗臭がする油・酸化が進んだ油など、燃料には不向きとされていた廃油の燃料化にも成功しています。 燃料には不向きとされた廃油の燃料化に成功:参考図
バイオディーゼル燃料製造(左)、発電機による燃料評価(右)
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次世代を担う子どもたちに向けた環境教育・ものづくり教育を実践

 新エネルギー・リサイクル・ものづくりを体験するメニューをさまざま用意し、各種のイベントに出展しています。次の世代が環境問題や科学技術に関心を持ち、正しく理解するよう、努力しています。 次世代を担う子どもたちに向けた環境教育・ものづくり教育を実践:参考図
バイオ燃料製造の一部を体験する中学生
(中学校の環境イベントに出展)
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実証試験用の小型風力発電システムを設置

 うつくしまふくしま未来支援センター環境エネルギー部門と連携し、風力発電の実証試験を開始しました。幅広い風速範囲で発電できるZepher社製の小型風力発電システム2式を理工学類共通棟の屋上に設置し、風向・風速とともに発電量を記録しています。発電した電力は理工共通棟の分電盤で100V系に連系し、照明などに使用されています。福島大学で開発したカエデの種型風車との比較実験や、県内研究機関と連携した実証的試験も計画しています。グランドを吹き抜けた風で順調に稼働しています。金谷川駅から講義棟に向かう学生達のメインストリートから見えます。ぜひご覧ください。 実証試験用の小型風力発電システムを設置:参考図
小型風力発電システム
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