研究施設・設備

施設・設備案内

 共生システム理工学類研究実験棟は、実践的な学びを基本とする学類ならびに研究科の核となる施設。地上7階建ての研究実験棟は、産業システム、CAD/CAM実習、環境システム、環境分析などのフロアに分かれ、学生はそれぞれの最新設備を活用して個々の研究テーマに取り組んでいます。また、大学内だけでなく、外部の研究者も利用することで、産学連携による共同研究の場としても活用されています。

●研究実験棟フロア図
7F 生態実験室 心理学実験室/神経生理実験室
6F 地球環境実験室/土壌浄化実験室
5F 共同分析室
4F 化学実験室
3F 基礎物理学実験室/光学実験室/共同分析室
2F コンピュータ実習室/生産システム演習室 共同分析室
1F 機械加工室 精密測定室/放射線測定室

共生システム理工学類で使用されている機器(抜粋)

機械加工・精密計測機器

  • コンピュータ実習室

    コンピュータの実習授業で使う教室です。授業のないときには共生システム理工学類の学生は24時間いつでも入室可能です。

  • 5軸マシニングセンター

    2階のコンピュータ実習室で設計したCAD図面を元に、複雑な形状の3次元加工を行うことができます。

  • 汎用旋盤

    手動で金属を加工する装置です。加工技術の基礎を学ぶためにも使います。

  • 金属3Dプリンター

    3次元の複雑な形状でも施策できる金属積層造形装置です。

  • 精密3次元測定器

    複雑な形状の物体表面を精密に測定して、物体の3次元座標データを作ることができる装置です。

  • トモレスコープ

    レントゲン写真を撮るように機械の内部を見ることができる装置です。

高性能分析機器

  • X線回折装置(XRD)

    X線を用いて、物質の原子配列を知ることができます。

  • 走査型電子顕微鏡(FE-SEM)

    材料や生体などの表面を最大100万倍まで拡大して見ることができます。どのような元素が入っているかも知ることができます。

  • X線光電子分光装置(XPS)

    材料の中の電子の状態を知ることができます。

  • 物性特性評価装置(PPMS)

    極低温・強磁場環境中の電気抵抗などを測定します。超電導材料開発などに使います。

  • SQUID磁力計(MPMS)

    極低温・強磁場環境中での磁石の特性を測定します。新規の磁石の開発などに使います。

  • 質量分析装置(TOF-MS)

    加速させた荷電粒子の飛行時間を計測することで粒子の質量を測定する装置です。

  • 誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)

    プラズマによりイオン化させた原子の質量を測定する装置です。ストロンチウムなどの放射性物質の同定などにも使います。

  • 次世代シーケンサー

    生物が持つゲノム(DNA)やmRNAを解析する装置で、微生物のゲノムなら数日ですべて解読できるシステムです。

  • メタボローム解析装置

    生体試料中の低分子代謝物を一斉分析し、その変動量やキーとなる代謝物の構造を調べるために使います。

放射線検出機器

  • 液体シンチレーションカウンタ

    溶液中の放射性物質から放出されるβ線などの強度を測定します。トリチウムなどの検出に用いられます。

  • ゲルマニウム検出器

    土壌や植物、動物などにどのような放射性核種がどのくらい入っているかを高精度で調べられます。10サンプルを自動測定できます。

  • イメージングプレート(IP)

    生体や材料中で放射性物質がどこにあるかを写真のように見ることができる装置です。