Profiles and Activities
Profile
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主な担当授業科目
材料及び固体の力学 |
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機械や構造物を永く使い続けるためには基本的に強く作る必要があります。この講義では、私たちの身のまわりの材料の性質をよく知り、力のかかり方を調べ、ものの形を工夫するための考え方や方法を講義します。 |
CAD/CAM演習 |
自らのアイデアを製品としての形にするためにはいろいろな条件を満足するように工夫して設計図を作成します。設計、製図、製作をするための方法について理解して、実際にコンピュータを使って実習を行います。 |
ユニバーサルデザイン |
障害を持った人や高齢者の方にも使いやすい機械や構造物を作ることが求められています。このために、人の構造や動作を理解し、さらに使う人の気持ちも考えた工夫をして付加価値の高い製品を作る方法を講義します。 |
主な研究
研究内容 |
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2種類以上の材料を組み合わせるとそれまでにはなかった性質が生まれることがあります。このような材料を複合材料といいますが、航空・宇宙機器やF1カー、スポーツ用品など数多く見受けられます。複合材料は、軽くて強い、複雑な形に成型することが可能という性質から、省エネに適した設計できる材料です。複雑な形状をもつ材料システムの最適な強化方法や、温度や湿度などのきびしい環境にある先進複合材料の材料特性や機能性について研究を行い、ユニバーサルデザインに不可欠な材料システムの開発をしています。 宇宙環境を想定した材料試験ができる実験装置(温度と雰囲気を制御することができます) |
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研究室紹介
ものづくりには,機械や構造物に作用する力とそのかたちの関係の理解,そして材料の性質をうまく利用し,最適化することが必要です。本研究室では,先進複合材料をはじめとする新素材の過酷な環境下における機械的特性や寿命などの材料特性評価,環境にやさしい先進複合材料の開発及び利活用技術の研究,そしてユニバーサルデザインのための複雑形状材料システムの最適化設計に取り組んでいます。 研究テーマ ○過酷な環境下にある先進材料の特性評価 ○環境にやさしい先進複合材料の利活用技術 ○ユニバーサルデザインのための複雑形状材料システムの最適化設計 ○経年航空機構造等の問題に対して,補修材として新素材の利用技術研究 |
高校生のみなさんへ
機械を設計することは、その目的を明らかにして、強く作るための力学的な条件だけではなく考えられる経済的、環境的、人間的条件なども考慮したうえで、それらを満足する最適な構造や材料を決めなければなりません。実際にやってみて、その結果や生じた弊害についても検討して改善することが必要なのです。人のやったことを調べて、まねするだけではおもしろくありません。自分の工夫を加えてより良いものを創るということは、苦労もありますが、とても楽しいことなのです。福島大学で、これからの時代や社会に求められるものを創り出してみませんか。 |
最近の著作など
1. | Ozawa, Y. and Kikuchi, T., "Mechanical Characteristic of Bacterial Cellulose Composite Materials, " Proceedings of The 16th International Congress on Composite Materials, (2007-7), pp.416-417 (Book of Abstract), File No.TuGA1-03 (CD-ROM, Full Paper of 6 pages). |
2. | Ozawa, Y., Kikuchi, T., Watanabe, M. and Yabuki, K., "Mechanical Behavior of Composite Material System with Lightweight in Temperature Condition, " Proceedings of The Seventh International Congress on Thermal Stresses, (2007-6), pp.733-736. |
3. | Sato, M., Yokobori, A. T. Jr., Ozawa, Y., Kamiyama, T. , Miyanaga, T., Beaumont, P. W. R., and Sekine, H., "Experimental Study of Repair Efficiency for Single-Side Composite Patches Bonded to Aircraft Structural Panel, " Advanced Composite Materials, Vol. 11, No. 1, (2002), pp.51-59. |
4. | 日本機械学会編、強さの不思議-ものづくりで遊ぶ材料力学-、技報堂出版、2005年. |
5. | 菊地時雄、小沢喜仁、高橋隆行、「多孔質体及び多孔質体の製造方法」、特許出願中、特願2007-231769. |